

精神科急性期病院として短期集中治療を実践する「北辰」誕生の背景には、長年、秀峰会が力を入れて取り組んできた「社会復帰部門」での成果があります。
精神科デイナイトケアセンター「生徳」、生活訓練施設・援護寮「里仁」、グループホーム「一瓢」、そして地域で暮らす精神障害者のかたがたのよろず窓口である越谷地域生活支援センター「有朋」や、ご自宅で療養なさる患者さまのための訪問看護ステーション「好楽」。
退院後、患者さまが自信をもって社会復帰をなさるために、秀峰会の社会復帰部門はひとりひとりの症状や状況に合わせて、さまざまなプログラムを提供いたします。
再入院防止のトータルコーディネイト

●すべての施設が同じ地域内(徒歩圏内)にあります
「北辰」をはじめ、秀峰会のすべての病院・施設が同じ地域に点在し、共存しています。また、そこには地域の人々の暮らしがあり、行き来する日常があります。
●全施設がLANで結ばれています
秀峰会の全施設はコンピュータネットワーク網(LAN)で構築・管理されています。電子カルテをはじめCT画像、検査データ等、必要な情報をスムーズかつ正確に伝達できます。合併症の治療にも有益です。
社会復帰プログラムの目的

1. 病気の再発の防止
2. 就労支援
3. 家族・地域との連携
ご利用について

さまざまなご利用の仕方があります
●長期入院をしていたかた… | ||
ご利用者さまの声

●デイナイトケアセンター・生徳
・生徳に通いはじめて、笑顔が見られるようになりました。
<Kさんのお母さん>
・息子がこんなにイキイキとしたのは生徳の喫茶のおかげです。
<Oさんのお母さん>
●援護寮・里仁(法律改正に伴い現在は運営しておりません)
・さまざまな施設見学などを一緒に付き合ってくれて、家族より親身になってくれました。<Aさん>
・最初は何もやるにも不安でしたが、里仁の訓練のおかげで何とかひとり暮らしに自信がつきました。<Tさん>
●グループホーム・一瓢

・兄が心臓で入院したときには毎日病院に来てくださり、ここまで面倒をみていただき、本当に感謝しています。<Mさんの妹さん>
・いつでも相談や買い物に付き合ってくれて、調理も手伝ってくれて、ありがとうございました。<Sさん>
●訪問看護ステーション・好楽
・仕事をしているので、母のことが心配です。病状を管理してくれて、何かあったときには即座にサポートしてもらえるのでとても安心です。<I さんの息子さん>
・僕は外に出るのが怖いのです。週に1回、看護師さんが訪問してくれるのが何よりの楽しみです。これからも、よろしくお願いします。<Kさん>
●越谷地域生活支援センター・有朋

・娘の病状が悪化すると、対応に困ってしまうのですが、いつも適切なアドバイスをいただき助かっています。 <Sさんのお母さん>
・何かと不安なときに相談にのってくれて、ありがとうございます。話しをするだけでも精神的に落ち着きます。<Mさん>
・私は今まで息子を恨んできました。私たちの人生を狂わせたのは息子です。しかし、有朋の家族茶話会に参加してようやく私は気づきました。息子も辛いのです。ある日、息子が興奮したときに抱きしめました。そのとき、私の目から自然に涙がこぼれました。それに気づいた息子が「お母さん、そんなに僕のことを心配してくれていたんだね」と言いました。爆発寸前だった息子が落ち着きを取り戻しました。忘れていた大切なことを教えてもらったと思っています。<I さんのお母さん>